会社概要
our DNA
タニコー社員のDNA
タニコーの企業理念は、
創業時より受け継がれてきた社員訓に込められています。
"創業者たちの思い"が宿るタニコー成長の原動力
タニコーの出発点となったのは、1946年開業の谷口商店。創業者兄弟は建築板金・塗装業を営む中で、新しい素材「ステンレス」と出合いました。水に濡れても錆びにくく、鉄とは異なる美しい輝きを放つ新素材。当時まだ珍しかった金属の板を手にして、これを加工する仕事をしていきたいと夢を思い描きました。
その後、「ないものは、つくる」というものづくりへの情熱を胸に、1956年に谷口工務店、1964年に谷口工業を設立と、ステンレス製厨房機器メーカーへの道を歩み始めた兄弟とその仲間たち。道のりは決して平坦ではありませんでしたが、壁にぶつかるたびに助けとなったのが、日頃お世話になっている取引先や地域の皆さまの協力やアドバイスでした。
こうした絆への感謝の気持ちから生まれたのが、今も社員一人ひとりに受け継がれるタニコーの「社員訓」です。業務用厨房機器の製造という仕事を尊いものと捉え、これを極めることは、自社の成長のみならず外食業界、ひいては社会全体に貢献する職業奉仕であるという決意は、その後の成長を支える原動力となりました。また期せずして、事業の社会的価値を問われる現代の企業の在り方をいち早く体現したものでもありました。
1969年(昭和44年)開発の「中華ゆで麺器 TU-1型」。お客さまからいただいた「誰でも簡単に麺をゆでることができる機械をつくれないか」という相談をきっかけに生まれた画期的な製品で、多くのラーメン屋、そば屋等に採用された。
当初、技術的に不可能とされていたスチームコンベクションオーブンの「涼厨®」化。タニコーは“ 熱放射源の前面ガラス窓から熱をどう防ぐか”という課題を乗り越え、2013年(平成25年)、国内初となる涼厨対応製品の開発に成功した
※「涼厨®」は、大阪瓦斯株式会社の登録商標です
「変えてはいけないもの」と「かえなくてはいけないもの」
社会貢献を力強く謳った社員訓がある一方、タニコーには「お客さまの声に耳を傾け、考え、カタチにする」というDNAも受け継がれています。
今ではラーメン店に欠かせない調理器具となった「テボ式ゆで麺器(麺を1玉ずつザルでゆでる機器)」や、それまで暑くてあたりまえと思われていた厨房の温度を下げ、快適な調理環境を実現した「涼厨®(すずちゅう)」対応シリーズも、お客さまの「こんなものがあれば、ありがたい」という何気ない一言から生まれたものでした。“それまでにないもの”をつくることは、その一つひとつが大きな挑戦です。
しかし、挑戦を繰り返すたび、タニコーの技術力と発想力は進化し、次の挑戦への力となりました。近年、医薬品業界等で高い評価をいただいているステンレスタンク事業なども、市場や社会の変化に柔軟に対応してきたタニコーならではの実績といえるでしょう。現在の事業コンセプトである「創るを支える」は、このDNAを言語化したものでもあります。
社員訓に掲げられた不変の価値観と、事業コンセプトに掲げられた変化をいとわないマインド。その両輪を強みとして、これからもタニコーはお客さまと社会の未来に貢献していきます。
医薬品業界や食品業界等の新たな市場で実績を伸ばしているステンレスタンク(左)と製造拠点である小高工場(上)。高度な技術力と最新の設備で多様なニーズに応えている。
about us
会社概要
- 会社名
- タニコー株式会社
- 資本金
- 5億2,000万円
- 売上高
- 499億3,410万円(2024年3月期)
- 事業内容
- 業務用厨房機器及び関連機器各種(ガスレンジ、ガステーブル、IHコンロ、スチームコンベクションオーブン、コンベクションオーブン、高速オーブン、中華レンジ、ゆで麺器、フライヤー、焼物器、ベーキングオーブン、シンク、調理台、作業台、食器洗浄機、食器消毒保管庫、冷蔵庫、冷凍庫)、移動型・据置型ステンレスタンク、ポルカプレート、排水枡・側溝、オーダーキッチンの製造、販売、設計、施工、及び海外厨房機器の輸入販売。
その他、上記に付帯する業務。
- 代表役員
- 代表取締役会長 谷口 一郎
代表取締役社長 谷口 秀一
- 所在地(本社)
- 〒142-0041 東京都品川区戸越 1丁目7番20号 タニコー戸越台ビル
- TEL
- 03(5498)7111(代)
- 事業所
- << 営業所 >>(2024年3月末現在)
札幌、仙台、高崎、東京、川崎、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡、他計90カ所
<< 工 場 >>(2024年3月末現在)
福島県南相馬市鹿島区(第一、第二)、原町区、小高区、いわき市、北海道岩見沢市栗沢町、神奈川県川崎市高津区、計7工場
関連会社のタニコーテックが福井県に3工場、福岡県に1工場
- 従業員数
- 1,453人(内、正社員1,201人/男966人/女235人)平均年齢42歳
(2024年3月末現在)
- 取引銀行
- 三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・横浜銀行・三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・北陸銀行
- 建設業許可
- 国土交通大臣 許可(般-3)第13069号
管工事業/建築工事業/大工工事業/屋根工事業/タイル・れんが・ブロック工事業/鋼構造物工事業/内装仕上工事業
許可有効期限 令和3年10月14日から令和8年10月13日まで
- 建築士事業所登録 東京都知事 登録 一級建築士事務所 第47903号
登録の有効期限 令和4年9月20日から令和9年9月19日まで
主要関連企業
■株式会社タニコ-テック
- ホームページ
- http://www.tanico.com
- 設立
- 1976年(昭和51年)3月
- 所在地
- 福井大野本社工場 福井県大野市下丁(シモヨウロウ)8-1-1
- 資本金
- 1億円
- 代表取締役
- 中川芳典
- 事業内容
- タニコ-製品の製造部門
history
沿 革
- 1946年
- 東京都目黒区に谷口商店を開業(建築板金、塗装業を営む)
- 1964年
- 東京都目黒区に業務用厨房機器の製造及び販売を目的として谷口工業株式会社を改組設立
- 1967年
- 神奈川県川崎市に川崎野川工場、川崎流通センターを開設
- 1969年
- 中華ゆで麺機TU-1を開発、発売
- 1971年
- 福島県原町市に福島原町工場を開設、名古屋市千種区に名古屋営業所を開設(以後、全国に営業所を展開)、国産初継目の無いステンレス天板としたガスレンジ・ガステーブルを発売
- 1975年
- 東京都目黒区に株式会社タニコーサービスを設立
- 1976年
- 福井県大野市に大野工場を開設
- 1979年
- 福島県相馬郡鹿島町(現・南相馬市)に福島鹿島工場を開設
- 1980年
- 神奈川県川崎市に東名川崎ショールームを開設、電熱機器の製造・販売を開始
- 1987年
- 福島県相馬郡小高町(現・南相馬市)に福島小高工場を開設
- 1988年
- 福岡県鞍手郡宮田町(現・宮若市)に九州流通センター、九州工場開設
北海道空知郡栗沢町(現・岩見沢市)に北海道工場、北海道流通センター開設
- 1989年
- 福井県坂井郡丸岡町(現・坂井市)に丸岡工場開設、国産初フランス料理店向けの加熱機器を集合一体構造とした専用レンジを発売
- 1996年
- 食器篭ごと洗浄機を開発
- 1997年
- 福島県いわき市にいわき工場を開設
- 1998年
- 東京都品川区に新本社ビル開設、(社)日本ガス協会技術大賞を受賞「内部炎口バーナー搭載機器の開発」
- 2000年
- 商号をタニコー株式会社に変更
- 2001年
- 福島小高工場において品質マネジメントシステム規格ISO9001の認証取得
- 2002年
- 公衆衛生、安全に係る規格、NSF認証を福島小高工場、福島鹿島工場で取得
- 2003年
- ステンレス容器専門工場として福島県相馬郡小高町(現・南相馬市)に福島小高第二工場を開設
- 2004年
- 本社において環境マネジメントシステム規格ISO14001の認証取得
- 2008年
- 家庭用高級システムキッチン・DGシリーズを発表
- 2009年
- 東京都品川区の本社ビル内にシステムキッチンのショールームを開設
- 2010年
- 北海道岩見沢市にテストキッチン・システムキッチンショールームを開設
- 2011年
- 千葉県千葉市にテストキッチンを開設
- 2012年
- いわき工場において品質マネジメント規格ISO9001の認証を取得
- 2012年
- 東京都足立区にテストキッチン「NEXT」を開設
- 2013年
- 栃木県宇都宮市にテストキッチン「ACTIVE」を開設
- 2014年
- 群馬県高崎市にテストキッチン「AVENIR」を開設
- 2014年
- 千葉県柏市にテストキッチン「OAK STAGE」を開設
- 2016年
- 名古屋市北区にテストキッチン「CRAFT」を開設
- 2019年
- オーダーメイドキッチンの新ブランド「MEISDEL」をスタート
- 2019年
- 東京都品川区の本社ビル内のオーダーキッチンショールームをリニューアル